カウンセリング

自分で自分を傷つけてしまう…自傷行為の種類と克服法

こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです!皆さんは“自傷行為”と聞いて何をイメージをしますか?

  • リストカットやアームカット
  • 自殺行為
  • 自分に注目してほしいから行う

などが挙げられるかもしれません。でも実は自傷行為はとても根の深いものです。
種類もたくさんあります。度合いも命に関わるほど危険な状態のものから、自傷行為を自覚していない状態で行っている場合まであります。まずは自傷行為の種類からみていきましょう。

自傷行為の種類

自傷行為と聞くと、自分の身体をカッターなどで切るリストカット(手首)やアームカット(腕)などが一番良く知られていますが、実際には他にもたくさんあります。ここではリストカット以外の主な自傷行為を解説します。

  1. 根性焼き
    タバコや線香などを自分の身体に押しつけて火傷させる
  2. 叩く
    自分の身体を自分で叩いたり、壁などに打ちつけたりする
  3. 毛を抜く
    髪の毛をむしってしまったり、まつげや眉毛を抜いてしまったりする。もうやめたいと思っても止められない
  4. 皮や爪をむく
    痛いからもうやめたいのに、血が出るまでむいてしまう
  5. 拒食、過食
    摂食障害も、自傷行為のひとつ。極端なダイエットがやめられない
  6. オーバードーズ(過量服薬)、薬物乱用
    向精神薬、睡眠薬、鎮痛剤、風邪薬などを大量に飲んでしまう
  7. 入れ墨やピアス
    オシャレを楽しんでいる状態であれば自傷行為には入らず、つらいことがあったときに衝動的に行ってしまうもの

いずれも、“やめたいけど、やめられなくて苦しい”“ストレスを感じると衝動的に行ってしまう”状態です。行為後に罪悪感や虚無感が伴います。次に自傷行為のメカニズム、心理状態を詳しくみていきたいと思います。

 

自傷行為はなぜやってしまう?

自傷行為は“自分に注目してほしいから”という気持ちだけで行っているわけではありません。そして死にたいわけでもありません。(自傷行為がエスカレートして死に至ってしまう場合もあります)

苦痛から逃れたい
自分が嫌で消えてしまいたい

そのような観念が強くあります。死にたいから自傷行為に至るのではなく、生き続けるためにもがいている状態だと私は解釈しています。

以前も書いたことがありますが、自傷行為をすると“エンドルフィン”というホルモンが分泌され、一時的に苦痛から解放されます。

 

エンドルフィンとは?

エンドルフィンは、脳内で機能する神経伝達物質のひとつである。モルヒネ同様の作用を示す。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられている。(ウィキペディアより)

心が苦しい、痛い

生きたいけど、心のつらさを何とかしたい

自傷行為

エンドルフィンが分泌される

癖になって、やめられない

自傷行為は繰り返すたびに、このような負のサイクルから抜け出せなくなっていきます。一種の依存症とも言えます。

 

自傷行為の原因

自傷行為はストレスが原因であると言われていますが、ストレスを日々全く感じずに生きている人はいないと思います。誰でも生きている限り、ストレスを感じているはずですが、ストレスを感じていても自傷行為を行う人と行わない人がいます。それでは自傷行為をしてしまいやすい性格などはあるのでしょうか?

1.自己否定感が強い

  • ありのままの自分を受け入れられない
  • 結果を出せない自分にいら立つ
  • 自分は必要とされない人間だと思う

このような観念があり、自分をいつも否定している人は、何か嫌なことがあったときに自傷行為をすることで現実逃避としようとします。

2.自分を表現することが苦手
自分で自分の感情をコントロールできない、自分の思いをうまく周囲に伝えることが苦手な人は自傷行為で気持ちを落ち着かせようとします。

3.幼少期の育ち方
1と2の原因ともなりますが、幼少期の育ち方も自傷行為と関係しています。周囲の大人が自分にどう接していたか、たとえば子どもらしく振舞うことを許されずに育った、良い子であることを強いられてきた、自分の思いや欲求を言わせてもらえなかった、という状況下で育つと自分を受け入れることができず、自己表現もうまくできなくなってしまいます。子どものうちからすでに自傷行為がある場合もあります。

 

自傷行為を克服する方法

自傷行為は自分一人では治すことが難しいものです。命に関わるほど自分を傷つけてしまう状況であれば、すぐに病院へ行くこと。病院へ行くときもできれば信頼できる家族や恋人、友達に付き添ってもらい、薬の管理もサポートしてもらったほうが良いです。自傷行為がひどい状態のときは、薬もオーバードーズしてしまいます。本人が望んでいなかった結果にならぬよう、周囲のサポートは必須です。

命に関わるような危険な自傷行為には至っていなくても、自傷行為を無意識に行っている状態は黄色信号です。自分は何にストレスを感じているのか?ストレスを感じやすくしている観念が自分の中にないか?自分の気持ちを周囲にちゃんと伝えられているか?など、自分と向き合って、振り返ってみましょう。

エンドルフィンを分泌させるために、自傷行為に変わって、

  • 手首に輪ゴムをはめて、はじく
  • ランニングをする
  • 山登りをする

というのもおすすめです。リラックスして一緒にいられる人と美味しい食事を味わうことも効果的です。

また心理カウンセリングは自傷行為を克服していく過程で、大変心強いツールになるはずです。各種セラピーを受け、心を鎮静させ癒すのも、克服をサポートしてくれます。薬物療法だけでは中々心の深い部分までは癒すことができません。時と場合により、薬とカウンセリング、セラピーをうまく組み合わせていくと効果的です。

自傷行為は本人がつらいのはもちろん、支える家族や恋人、友達も苦しいものです。サポートする側も、自分一人でがんばろうとせず、相談していただきたいと思います。

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