こんにちは(^-^)カウンセラーのサティです。
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心を病む人と病まない人
心の健康を保つには、睡眠や食事などの生活環境を整えるがとても大事ですが、「同じ生活をしていても、心を病む人と病まない人がいるのはなぜ?」と思ったことはありませんか。
同じ生活環境であっても、心の健康を保てる人・保てない人がいるのは、
- もともとの性格
- 遺伝的な要素
- 物事のとらえ方(認知)
などが人それぞれ異なるからですよね。
では、その性格や認知などはどのように形成されるかというと、幼少期の育ち方に由来します。生まれてから成人するまでの過程で、どう家族と関わってきたのか、また家族以外の人間との関わり方によって、物事のとらえ方は変わります。
たとえば、自由にのびのびと育つことを重要視されているご家庭もあれば、勉強ができること・成績が一番であることを重要視されているご家庭もあり、その違いだけでも、子どもの価値観は多少なりとも影響を受けます。
さらに明らかな虐待、ネグレクトがあったとしたら、心の病やパーソナリティ障害も発症しやすくなります。このブログでも何度か書かせていただいている「アダルトチルドレンの癒し」、それは心の健康を保つための重要な作業です。
アダルトチルドレン(AC)とは?
アダルトチルドレンとは、40年ほど前に主にアメリカで使われるようになった言葉です。当時は「アルコール依存症の親に育てられた人たち」という意味でしたが、今現在はアルコール依存症に関わらず、さまざまな機能不全家族で育った人たちも含まれるようになりました。(アダルトチルドレンについて書いた過去記事『人生に影響を与えるアダルトチルドレンって何?』も、よろしければご覧ください)
アダルトチルドレンは、いろいろな心の問題や人間関係の問題に苦しんでいることがわかっています。
また機能不全家族とは、
- 身体的、性的な虐待がある
- ネグレクトがある
- 家族(両親)の仲が悪い
- 家族の誰かがいつも怒りを爆発させている
- いやみ、脅迫、罵声、性に対しての侮辱などがある
- 家族に依存症がいる
- 家族に大きな秘密がある
- 過保護、過干渉
など、心を傷つけられることが日常的にある家族のことを言います。
なぜアダルトチルドレンの癒しが必要なのか
もし心の病やパーソナリティ障害、原因不明の身体の不調に悩み、いくら通院しても薬を飲んでも、根本的に治らないようでしたら、「アダルトチルドレンの癒し」が必要かもしれません。
薬には過去のトラウマや認知の歪みを治す力はありません。幼少期から抑えてきた心の傷、パニック、恐れ、不安などをきちんと自覚すること、そして整理することが、病気や障害の根っことなる部分の克服につながるのです。
取り組むまでにエネルギーが必要
アダルトチルドレンの癒しが必要だとわかってはいるけれど…
「日々の生活が優先で、アダルトチルドレンは後回し」
「過去の自分と向き合うのは怖い」
「フラッシュバックが怖い」
という状況で、なかなか着手できない方がほとんどだと思います。まずは自分に癒しが必要であることを受け入れることです。正しい癒しのステップを踏むことで、これからの人生で感じ続けなければならない「生きづらさ」や「困り感」を手放していけるのだと思うと、覚悟しやすいのではないでしょうか。
私の癒し体験
私自身は前回の『【ヒプノセラピー体験レポート】自分でも気づかなかった心と向き合う催眠療法』で紹介したヒプノセラピーや、10年前には「アダルトチルドレンの癒しと回復」で有名なサイコセラピスト・西尾和美さんのアダルトチルドレン回復プログラムも受けました。
回復プログラムは20~30名くらいで、2~3時間のワークを行いました。西尾さんの誘導で、「自分の責任でアダルトチルドレンの癒しワークに取り組み、具合が悪くなったら自分の世話を第一優先にすること」と「この場は自分を出して良い、安全な場所」ということを、みんなで確認しました。
それから数名のグループに分かれて家族間であった出来事や感じたことをお互い話したり、絵や身体表現などで表現したりして、想いを共有し、トラウマを手放すワークを行ないました。
実は知らない人たちとワークを受けることに、最初はかなり抵抗もありましたが(^-^;実際はみんながいてくれてよかった!心強い!という気持ちになりました。
一人で本を見ながらワークを進めていくこともできなくはないですが、仲間とともに克服すると、癒しの効果も大きく、効果が出るのも早い気がします。自分は一人ぼっちではないということを感じられます。
癒しを行なって変わったこと・起きたこと
ワーク中は泣いてしまう人もいましたが、みんな我慢することなく安心して泣いていました。このようなセルフヘルプグループ(自助グループ)では、匿名で連絡先の交換なども行なわないので、逆に安心して自分のつらかったことを吐き出せ、ほかの人の話を聞くことも癒しになりました。また自分以外の人の話は「聞きっぱなし、批判や意見は言わない」のが原則です。
もちろんこの一回のワークで、すべての心の傷が癒されるものではありませんが、自分の状態を客観的に知ることができました。今までは当たり前だと思っていた自分の家庭の状態が当たり前ではなかったとを知ることができたり、逆に自分だけではないと、心強い気持ちになったりもしました。
このようなワークを受けて過ごす10年間と、ワークを受けないで過ごす10年間とでは、人間関係も仕事も子育ても違ったものになったと思います。当時は勇気がいりましたが、受けて良かったと思っています。
西尾和美さんの著書『アダルト・チルドレン 癒しのワークブック 本当の自分を取りもどす16の方法』に、詳しいワークの過程が書かれていますので、参考にしてください。
私にできること
60分のカウンセリングでは、アダルトチルドレンの癒しワークすべてを網羅することは不可能ですが、カウンセリングの中で、回数を分けてワークを行なっていくことは可能です。
はじめは過去を思い出してつらい気持ちになるかもしれませんが、あなたとっていらない心の重荷を取り去っていくうえで大事な過程になりますし、私もサポートしますので、安心してワークを受けてみてくださいね。
【初回無料】カウンセリングをご希望の方へ
カウンセリングに興味をお持ちのみなさん、ぜひ一度、サティさんのカウンセリングを受けてみませんか?
初回のカウンセリング費用は「完全無料」となっております。
ひとりでは解決できないお悩み、身内や友人には話しづらい問題もカウンセラーにお話することで、気持ちの整理整頓ができます。また、カウンセリングで、心のデトックスをするだけで現状が変わることもあります。もちろん秘密厳守です。
なお、カウンセリングは完全予約制となっておりますので、下記タレントケアチームのLINEまで「カウンセリング希望」とメッセージをお送りください。記事の感想や書いてほしい内容、要望もお待ちしています。
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